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STEPS tetsunosuke

STEPS

tetsunosuke

Published May 23rd 2013
ISBN :
Kindle Edition
96 pages
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 About the Book 

主人公の陽輝は塾帰りのある夜、偶然にも自分の前を涙を流しながら走り過ぎる女の子を目にする。自身と同年代の女の子の涙。気にならないはずもなく、ついついその後ろ姿を目で追ってしまう。その女の子が向かった先は、すぐ近くにあった百貨店跡で関係者外立ち入り禁止の廃屋。その廃屋の無機質なコンクリート壁群がつくり出す闇の中へ、涙の女の子は迷うことなく飛び込んでいく。そして屋上へと通じる露出構造の螺旋階段を登っていく姿を目撃してしまう。こんな時間にあんな場所へ女の子一人で登っていくなんて、More主人公の陽輝は塾帰りのある夜、偶然にも自分の前を涙を流しながら走り過ぎる女の子を目にする。自身と同年代の女の子の涙。気にならないはずもなく、ついついその後ろ姿を目で追ってしまう。その女の子が向かった先は、すぐ近くにあった百貨店跡で関係者外立ち入り禁止の廃屋。その廃屋の無機質なコンクリート壁群がつくり出す闇の中へ、涙の女の子は迷うことなく飛び込んでいく。そして屋上へと通じる露出構造の螺旋階段を登っていく姿を目撃してしまう。こんな時間にあんな場所へ女の子一人で登っていくなんて、とても正気の沙汰ではないと気にしながらも、彼女の後を追うこともせず、ただただその場に立ち尽くしてしまう。そうこうしているうちに警官の呼び止められて、早く家に帰るようにと指導を受ける。家に帰り着いてからも、涙の彼女が何のためにあの場所へ向かったのか、あの後あの廃屋でどうなったのか、そもそも何故泣いていたのか、その姿が脳裏に刻まれ、忘れられなくなってしまう。もしかしたらあのビルから飛び降りてしまったのではないか、もしもそうだとしたら何故あのとき声をかけてあげられなかったのか、自身の勇気の無さを悔やむ。持